super “my co”の大冒険 vol.3

とは言っても、先立つものがない。素敵なフラットは予算超過、予算内の物件は乗り気せず。そうこうするうち、1週間が経ち、途方に

暮れた。疲れ果てて、お腹も空いたので、パディントン駅の近くのバーガーキングに入ってワッパーミールを食べた。日本を脱出し、

ロンドンまで飛び込んできた緊張が解けたのか、フラットが見つからない不安で一杯になったのか、不覚にも目から涙がぽろぽろと

流れ落ちた。つい5分前、ママが電話で、「大丈夫、やっていけそう?」といってくれたのだけど、見栄っ張りな私は、「大丈夫に決まっ

ているでしょう」とつっけんどんな応対、あの時、ママに弱音を吐けば良かったかもと悔やんでいるうちに、ますます涙は止まらない。

周りの英国人も私の顔をチラチラと見ている。でも、食べるものは、立派に全部食べてしまった。不思議なことに、お腹が一杯になっ

たら、涙も止まり、元気な気分。パワーが出てきた。「泣いている女の涙に誰か騙されてくれ!」と私らしく立ち上がった。でも、いつ

からなのかな、私が泣く時、マスカラを気にして泣くようになったのは。



バーキン効果か、リージェント・パーク近くのスイスコテージに、手頃な物件が見つかった。公団の集合住宅だけれど、スイスコテー

ジは高級住宅街だし、女の子が一人歩きしても安全な場所。「贅沢は言えない」と思って、手を打つことにした。フラットメイトのユカち

ゃんはとてもいい人で、私の困っていること全てを助けてくれる。ここに住もう!「そのうちメジャーになって、ロンドンの中心部の高級

フラットに住んでやる!!」


さて、生活周辺は落ち着いた。いよいよインテリアデザインの勉強。初めは準備コースへ行き、そして本コースへと移る。私は、準備

コースで、一人の日本人の女の子に出会った。それがこれからのパートナーとなるMIWAとの出会いだ。彼女は私と同じ25歳。初め

はお互い日本人だとは知らず、英語で話していた。いつも笑っているMIWAは、すぐに打ち解けてくれ、似た者同士の私達は仲良くな

った。正確にどこが似ているかというと、失敗しても、いつも笑っていようというポリシー。たまに、笑ってごまかすということもあるけど

ね。私は、彼女がキャメロン・ディアスに似ていると思い言った。「MIWA、キャメロン・ディアスにそっくり」。MIWAもまんざらではない様

子。「YOKOこそ中山美穂みたい」。こうして、私達2人は毒々しいボケと突っ込みで友達になった。こんなのはブラックジョークでしょ

う?誰にも言えない。



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