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super "my co" の大冒険 vol.30
黒幕の説明に、頷いた。私が一目置く風が、黒幕に二目も三目もおくのが判ったわ。うんうんと考えるのは止めよう。黒幕の教えてくれた線路を私達の個性一杯、「MYCO」で一杯にして、全速力で走ればいい。私の目の前がすっかりと明るく開くような気がした。黒幕は付け加えた。
「まずは、ここまで頑張ったのだから、一度、日本に行ってきなさい。そして、何人か信頼できる人に会って、自分のやりたいコンセプトを説明してごらんなさい。面白いコメントをもらえるでしょう。そのうえで、コンセプトを修正して、動かせばいいと思います。また、インターネットも自分で勉強するか、良く知っている人を仲間に加えた方がいいでしょう」。
そこまで、説明すると、黒幕は黙り込んで、窓の外に目を転じた。そうね、風が言っていたとおり、黒幕はEarly
Retirementなのだ。そして、ロンドン郊外の大邸宅で、家庭菜園をいじったり、牧場の羊達の面倒をみたりするのだろう。その優雅な生活の場を、若い企業家達が黒幕の知恵を借りに訪問。そうだ、その時、黒幕が着ているのは、英国カントリーライフの象徴・バーバー・コート。美しい緑の丘陵地のはるかかなたに夕日が沈んで行く。バーバーコート姿の黒幕が羊の群を機敏な犬に追わせながら佇んている。彼の頬は、長年の資本市場での戦闘の痕跡が刻まれ、夕日を見詰める目には勝負師としての厳しさがときどき覗く。恰好いい!!。でも、浮かれてないで、黒幕の前では、あくまでもビジネス志向で行かなくちゃ。
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